漆器を継ぐ

アメリカに在住の方からお預かりしていた、朱塗りのお椀を金継ぎしました。

割れが入っていたので、漆に木粉や麻布の繊維を混ぜて粘土のようにした刻苧(こくそ)

を詰めて、金で仕上げました。

 

漆の器は大事に使い込んでいくと、このようにしっとりとした良い艶が出てきます。

継いだところがお椀の歴史に加わって、これからも永く活躍してくれると嬉しいです。

傷は勲章となり、一層堂々としたお椀様。。